エピレーシック手術は、「エピケラトーム」という鉋様の手術器具により、通常のレーシックにおけるフラップの厚さを半分にした手術方法です。 通常のレーシックでは、フラップ作成は約100〜200μmの厚さであるのに対して、エピレーシックは約50μmの厚さでフラップを作成します。 このことにより、通常のレーシックに比べ角膜厚が薄い場合でも手術を受けることが可能になります。
■エピレーシックの特徴 角膜は、角膜上皮(50μm)、ボーマン膜(10μm)、角膜実質(400〜500μm)、デスメ膜(10μm)、角膜内皮(5μm)の5層からなっています。 通常のレーシックでは、角膜上皮から約100〜200μmの厚さでフラップを作成する為、角膜実質の中間でフラップを切り取ることになります。
エピレーシックの場合は、角膜上皮とボーマン膜の間でフラップを切り取ることになる為、50μmの厚さのフラップになり、ボーマン膜の上からエキシマレーザーを照射することになります。
通常のレーシックでは角膜実質で切り取りますが、5層の角膜の中で再生するのは角膜上皮だけの為、手術後も角膜実質に切れ目が入った状態になってしまいます。
一方エピレーシックの場合は、戻したフラップはやがて剥がれ落ちて、新しい角膜上皮が再生されます。
■エピレーシックのデメリット エピレーシックの一番のデメリットとされているのが、手術後の経過です。
通常のレーシック手術の場合は角膜上皮の切口部分のみ再生になる為殆どの場合は痛みも無くあるいは少なく視力快復までの時間も数時間とされています。
しかし、エピレーシック手術の場合は、最終的にフラップが剥がれ落ち角膜上皮が完全に再生するまで時間が必要になります。
その事によって3〜7日間程度は治療用コンタクトレンズを装着する措置が欠かせません。
人により再生期間中は痛みや眩しさにより目を開けられないような状態も発生するケースがあります。
また通常のレーシック手術ではボーマン膜と角膜実質に切込みが残りますが、エピレーシックの場合は、ボーマン膜が消失します。
上記の特徴により業界内では通常のレーシック手術が良い、エピレーシック手術の方が良いとする意見で二分されています。
どちらの手術も角膜を損傷した状態であることに異ならず、選択は、担当医と相談の上、最終的に患者が自己責任で決めることになります。
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